肩こりに悩んでいる人のなかには、片方だけのコリもしく痛みの左右差が強いという人も多いのではないでしょうか。肩こりが片方だけに起こるというのは、珍しいことではありません。本記事では、肩こりが片側だけ起こる原因と、肩こりを和らげるための対処法について解説します。片方だけの肩こりに悩まされているという人は、肩こりを和らげるための参考にしてください。

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肩こりが片方だけ起こる原因

肩こりが片方だけ起こる原因にはさまざまなものがあります。そのなかでもよく見られる原因3つを紹介します。

 

• 肩や腕の使用頻度の違い
• 姿勢の問題
• 病気の可能性

 

片方だけ肩こりが辛いという人は、自分に当てはまるものがないか考えてみてください。

肩や腕の使用頻度の違い

肩や腕の使用頻度が高いほうにだけ肩こりが起こる場合があります。肩こりが生じる原因は、首の後ろから肩、背中にかけて張っている僧帽筋の緊張です。僧帽筋は肩甲骨を動かす筋肉で、重い物を持ち上げるときに肩甲骨を固定したり、頭の角度を固定したりする際に使われています。腕を使いすぎることで僧帽筋は過緊張の状態になり、肩こりが引き起こされてしまうのです。

姿勢の問題

姿勢が崩れていると、片方の筋肉にだけ負担がかかり、肩こりを引き起こすことがあります。日頃、次のような姿勢をとっている人は注意が必要です。

 

• 頬杖をつく
• 足を組む
• 荷物をいつも同じ手で持っている
• 片方の足に重心をかけて立つ

病気の可能性

いつも同じ方ばかりに肩こりが起こるという人は、病気が隠れている可能性もあります。これまでにあげた原因が思い当たらないという人は、病気が原因で肩こりとして現れているかもしれません。片方だけの肩こりが治らない、痛みが増すなどといった症状があれば、そのままにせず受診してみましょう。

肩こりを和らげるための対処法

肩こりが辛いという人は、これから紹介する方法を試してみてください。

 

• ストレッチ
• マッサージ
• 姿勢改善
• 休息

 

いろいろ試してみても肩こりが改善されないという人は、我慢せずに医師に相談してみるのもいいかもしれません。

ストレッチ

長時間同じ姿勢でいることは、肩こりの原因になります。そのため、仕事や運転などの合間にストレッチすることをおすすめします。ストレッチは簡単なものでかまいません。腕を伸ばす、立ち上がって足を交互に後ろへ引くなど、筋肉が凝り固まらないように意識してみてください。

マッサージ

肩こりを感じたときには、マッサージして筋肉をほぐしてあげることがおすすめです。肩こりの原因は、首の後ろから肩、背中にかけて張っている僧帽筋の緊張です。そのため、首や腕、肩を中心にマッサージすると良いでしょう。ただし、片方だけ肩こりが辛いからといって、コリが強いほうだけ力を入れてマッサージしてはいけません。余計にコリが強くなる恐れがあります。

 

首のマッサージは、肩の力を抜いて「前・右・後ろ・左」の順番で、左右10回程度ずつ回してみてください。僧帽筋をほぐすには、腕回しも効果的です。背筋を伸ばして、片方ずつゆっくり腕を回してみましょう。また、肩甲骨を回すマッサージも効果が期待できます。両手を肩に乗せ、両肘を前から上を通って後方まで回すようにゆっくり動かしてみましょう。どの動きもゆっくり丁寧にやることが大切です。

姿勢改善

足を組んだり頬杖をついたりと、姿勢が崩れてしまいがちな人は、姿勢改善を試みましょう。座るときには、視線を真っすぐにして椅子と腰に間に隙間を空けないように座ることがポイントです。骨盤を立てることを意識すると、自然と正しい姿勢で座れるでしょう。

 

立った姿勢のときには、腰が反り過ぎたり、背中が丸くなったりしないようにすることが大切です。片足に体重がかからないようにも意識してみてください。

休息

肩こりが辛いときには、休息をとることも大事です。緊張した筋肉をゆっくりと休めることで、肩こりが和らぐことがあります。その際には、40℃のお湯にゆっくり全身浴するのもおすすめです。肩こりを感じる方に、蒸しタオルをあてるのも試してみてください。

日常生活を見直して肩こりの予防を

片方だけに肩こりが起こる場合は、日常生活を見直すだけで解消できることがあります。いつも片側だけの腕を使っていないか、姿勢が崩れていないかを見直し、改善してみましょう。それでもなかなか肩こりが改善されないという場合は、病気の可能性もあるので、医師に相談してみてください。