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筋力のつきやすい体質は?つきにくい人との違いや原因を解説

筋肉のつきやすさの違い

 

同じようなトレーニングを行っていても、筋力がつきやすい人もいればそうでない人もいますよね。筋力をつけようとトレーニングを続けていても、なかなか効果が出ずに悩んでいるという人もいるでしょう。筋力のつきやすさは人によって異なり、そこにはさまざまな原因があります。

 

本記事では、筋力がつきやすい体質やその原因について解説します。筋力がなかなかつかないという人は、やり方を見直す際の参考にしてください。

この記事を読むための時間:3分

筋力がつきやすい体質

筋力がつきやすいかどうかは、体質によって異なります。筋力がつきやすい人は、筋繊維が多くホルモンのバランスが良いとされています。

筋繊維が多い

筋繊維が多いほど筋力はつきやすいとされています。筋力がつくとは、筋繊維が太くなるということです。トレーニングをすると筋繊維が傷つき、傷ついたところがタンパク質などで補修されることで、筋繊維が前よりも太く強くなります。切れる・補修することを繰り返すと、だんだんと強い筋繊維が作られて切れにくくなっていくのです。

 

筋繊維の細胞の数は生まれたときから決まっています。そのため、筋繊維が多いほど、筋力はつきやすい体質といえるでしょう。

ホルモンのバランスが良い

筋力のつきやすさは、ホルモンにも影響があると考えられています。性ホルモンの一つである「テストステロン」と「エストロゲン」は、筋肉の合成を促進する作用があります。テストステロンは、男性ホルモンといわれるものです。テストステロンは、筋肉の成長と修復、脂肪燃焼に関係し、エネルギーや性機能にも影響を与えます。

 

一方で、エストロゲンは女性ホルモンと呼ばれるものです。エストロゲンは骨の健康や心血管系に関与し、女性においても筋肉の成長に影響します。エストロゲンはテストステロンよりも筋肉への影響が少ないとされています。そのため、女性よりも男性のほうが筋力がつきやすい体質といえるでしょう。

筋力のつきやすさの原因

筋力のつきやすさには主に3つの原因があります。

 

  • 遺伝
  • ホルモン
  • 年齢

 

それぞれにどんな原因があるのか、詳しく解説します。

遺伝

筋力のつきやすさは遺伝による影響を受けます。筋繊維には「速筋繊維」と「遅筋繊維」の2種類があります。瞬発的な力を出すのが速筋繊維で、持久力があるのが遅筋繊維です。この個々の速筋繊維と遅筋繊維の割合は遺伝子によって決まっています。速筋繊維はトレーニングによって太くできるため、速筋繊維の割合が多いほうが筋力はつきやすいでしょう。

ホルモン

筋力のつきやすさは、ホルモンの分泌量にも関係しています。前述したように、テストステロンとエストロゲンの分泌により、筋肉の合成が促進されます。それぞれの性ホルモンの分泌量は個人差があり、分泌量の多い人ほど筋力はつきやすいです。

年齢

年齢も筋力のつきやすさに影響を及ぼします。筋肉の成長を促すテストステロンの分泌量は10代から20代前半がピークです。その後は減少していく傾向にあります。そのため、加齢に伴い筋力がつきにくくなっていくのです。

筋力がつかない原因

筋力がつかない原因は、体質だけではありません。なかなか筋力がつかないという人は次の3つの原因にあてはまっていないか考えてみてください。

 

  • 筋トレ法を間違っている
  • 食事の摂り方を間違っている
  • 継続できていない

筋トレ法を間違っている

筋トレ法を間違えていると、いくらトレーニングを頑張っていても筋力はつきません。筋トレにはトレーニングと適度な休息が必要です。筋肉は、トレーニングで傷ついた筋繊維を休息によって補修することで強くなります。そのため、充分な休息を入れていないと筋繊維が傷ついたままで補修されず、筋力はつきません。

 

また、筋トレを行っているときの姿勢にも注意が必要です。正しい姿勢で筋トレを行わないと、充分な刺激が筋肉に伝わりません。正しい姿勢で効率よく筋肉に刺激を与えることが、筋力を上げるためのポイントです。

食事の摂り方を間違っている

筋力を上げるときには、食事の摂り方も重要です。筋力を上げたいときには、消費カロリーよりも多くのカロリーを摂りましょう。なぜなら、トレーニングによって傷ついた筋繊維の補修には、エネルギーが必要だからです。

 

また、筋繊維を修復するときは、タンパク質が大事です。タンパク質は、魚や肉などに多く含まれるため、意識して食事に取り入れるようにしましょう。筋トレ前後には炭水化物を摂ってエネルギーが発揮できるようにすることも大切です。そのほか、ビタミンミネラルも取り入れ、バランスの良い食事を目指しましょう。

継続できていない

筋力をつけるためには、継続することも大切です。せっかく筋力がついても、トレーニングをやめてしまうと、衰えてしまいます。筋力を落とさないためにも、トレーニングは継続して行いましょう。

筋力がつかないときはやり方を見直してみましょう

筋力のつきやすさは体質に関係しています。筋繊維が多い人やホルモンバランスの良い人は、筋力がつきやすいといわれています。とはいえ、筋力がつきやすい体質に当てはまらない人が、筋肉をつけられないというわけではありません。思うように筋力がつかないという人は、本記事を参考にしてやり方を見直してみましょう。

 

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