体力が限界の時に現れるサインとは？疲労を感じた際の対処法も解説

体力が限界に近づくと、身体から休息を求めるサインが出されます。しかし、そのサインを見逃してしまうと、パフォーマンスの低下やメンタルの不調に繋がる恐れがあるため注意が必要です。本記事では、体力が限界の時に現れるサインと疲労の対処法をご紹介するので、該当した場合はすぐに対処してください。

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体力が限界の時に現れるサイン

体力が限界の時に現れる主なサインは以下の5つです。

• 全身がだるくやる気がでない
• 過眠・不眠になる
• 食欲がない
• 集中力がない
• 趣味が楽しめない

全身がだるくやる気がでない

全身がだるく、疲れ切っていてやる気が出ない時は、心身がかなり危険な状態と言えます。人間は通常、心身にストレスを感じた際に修復する能力が備わっています。しかし、疲労を感じても運動や作業を続けた場合や、過度のストレスを感じた場合は修復が間に合いません。つまり、疲労を感じるということは、心身共に限界を迎えているということです。

過眠・不眠になる

ストレスが溜まると、自律神経のバランスが崩れて睡眠の質が悪くなり、睡眠不足になりがちです。そのため、どれだけ寝ても眠気がとれない、常に眠気を感じるといった過眠状態に陥ることがあります。また、眠れない、寝てもすぐに目が覚めてしまうといった不眠症状も、ストレスや疲労によって自律神経が乱れていることが原因です。

食欲がない

人は急性のストレスを感じると、交感神経が働き食欲が抑制されます。通常であれば、ストレスによって一時的に食欲がなくなっても、その後の副交感神経の働きで食欲は戻ります。しかし、慢性的にストレスを抱え込まなければならない環境にいると、副交感神経が働く暇がなくなるため、食欲が復活することがなくなってしまうのです。

集中力がない

通常、人の集中力は45分程度続くと言われています。しかし、短時間で集中力が切れてしまう、集中しきれないという場合は、ストレスによって体力がなくなり、集中力のコントロールができない状態になっていると考えられます。

趣味が楽しめない

趣味や、これまでは楽しいと感じていたことに興味が湧かなくなった場合も、体力が限界に達しているサインの一つです。心身に溜まった疲労によって、物事を楽しむ余裕がない状態になっているため、趣味への興味や関心が急激に薄れた時は、休息を取る必要があります。

疲労を感じた際の対処法

体力が限界に達しているサインが現れた場合、放置するとうつ病や自律神経失調症などを発症する恐れがあります。無理をせず、ただちに以下の対処法をとりましょう。

• 休息を取る
• 質の良い睡眠を取る
• 適度な運動で体力をつける

休息を取る

体力やストレス耐性が限界に達しているサインが現れたら、まずは休息を取ることが重要です。その際、ストレスの原因となっているものからなるべく離れることも意識しましょう。

質の良い睡眠を取る

体力を回復させるには、質の良い睡眠をしっかりと取ることも大切です。ただし、単に睡眠時間を増やすだけでは、十分な対処とは言えません。以下のポイントを参考に、質の良い睡眠時間を増やすようにしましょう。

• 起床時に朝日を浴びて体内時計のリズムを保つ
• 寝る2～3時間前にぬるめのお湯にゆっくり浸かる
• 就寝前のカフェイン・アルコール・電子機器の使用を控える

適度な運動で体力をつける

疲れている時に運動するのは矛盾しているように感じるでしょう。しかし、適度な運動はストレスを発散させる効果があるのです。また、筋肉や心肺機能が鍛えられることで、疲れにくい身体を作ることにも繋がります。ただし、過度な運動は疲労やストレスの原因となるため、ストレッチやウォーキングなど軽い運動から始めましょう。

体力が限界のサインが現れたらすぐに対処しよう

体力が限界に達しているのにも関わらず、労働を続けたりストレスを抱え続けたりすると、ミスや怪我、うつ病などの病気に繋がる恐れがあります。休んだ方が良いサインが現れた場合は、無理をせずに休息を取りましょう。また、良質な睡眠を取る工夫をする、適度な運動習慣を付けて、体力が限界に達する前に体をしっかり休める、ストレスを発散することも大切です。