睡眠中に足がつるのはなぜ？原因と今日からできる予防策を紹介

睡眠中に足がつり、飛び起きた経験を持つ方も多いのではないでしょうか。なぜ、休んでいるはずの睡眠中に足がつってしまうのか疑問ですよね。今回は睡眠中に足がつる原因をはじめ、つらせないための簡単な予防策についてご紹介します。

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睡眠中に足がつったら

足がつるのは「筋肉が縮み過ぎている状態」を指します。睡眠中に足がつると、驚くかと思いますが急に激しい動きをすると余計に足を痛める可能性があるため注意が必要です。足がつったら、つま先を両手で持ちできるだけ膝を伸ばしましょう。つま先に手が届かない人は、タオルを足に先に引っかけても大丈夫です。20～30秒間キープすると、ふくらはぎの筋肉が伸びて痛みが緩和されます。

睡眠中に足がつる原因

では、なぜ睡眠中に足がつることが多くなるのでしょうか。ここでは、主な原因をご紹介します。

水分代謝とミネラルバランスの崩れ

ミネラルは、筋肉が働くための重要な役割を持っています。そのためミネラルバランスが乱れると、筋肉が硬直しやすくなり足がつる原因になるとされています。また、ミネラルを体に巡らせるには水分代謝が必要です。水分が不足すると、充分な血液（ミネラル）が行き届かなくなり、これも足がつる原因へと繋がってしまいます。

ふくらはぎの凝りや血行不良

ふくらはぎは「第二の心臓」と言われ、全身に血液を巡らせる役割を持っています。このふくらはぎが冷えたり、凝り固まってしまうと血流が滞り血行不良を引き起こす原因に。血行不良は、筋肉を凝り固まらせる原因にもなるため、足がつりやすくなってしまいます。

体の冷え

体の冷えも、足がつる原因のひとつです。しっかり防寒をしていても、寒い場所に長時間いるような場合、体はもちろん筋肉も冷え切ってしまいます。筋肉の硬直は、つるリスクを増加させるため冷えた後はしっかりと温めてください。

日中に激しい運動をした

筋肉を激しく使い、たくさん汗をかく運動をした日は足がつりやすくなるといわれています。これは汗とともにミネラルが排出され、筋肉疲労が起こりやすくなることが原因です。運動して汗をかいた日は、水分とともに塩分・ミネラルをしっかり摂取し、浴槽内やお風呂上りなどで足のマッサージをして、筋肉の緊張をほぐしてあげましょう。

睡眠中に足をつらせない予防策

足がつったときの痛みは、できる限り体験したくないものです。そこで、日頃から足をつらせないための予防策を取り入れることが大切。ここでは、日常の中でできるおすすめの予防策についてご紹介します。

湯船に浸かる

湯船に浸かり血行を良くするのも効果的です。全身を内側からしっかりとあたためて、血流を巡らせることが大切なため、40度程のぬるま湯にゆっくり浸かるのがおすすめ。15分程を目安とし、スペースに余裕があったらふくらはぎを揉むマッサージも取り入れましょう。

ストレッチ

簡単な足のストレッチも、予防策になります。おすすめなのは、足首を向こう側や手前に倒すのを繰り返すストレッチです。寝る前に、横になりながら布団の中でできるので10回程を目安に行ってみましょう。

レッグウォーマー

冷え対策として、レッグウォーマーの着用もおすすめです。締め付けの強いものは逆に血行不良を起こす可能性があるため、優しく包み込んでくれるレッグウォーマーを使用しましょう。靴下で冷え対策をする人もいますが、できればふくらはぎ辺りまでしっかりと包み込むほうが、より効果的です。

寝る前のスポーツドリンク

人は寝ている間にコップ1杯程の汗をかくと言われています。そのため、寝る前には必ず水分を補給しましょう。通常の水でも構いませんが、とくに汗をかく季節はスポーツドリンクがおすすめです。冷たいものをがぶがぶ飲むと、逆に体を冷やしてしまうため、できれば常温か温かいものをコップ一杯分ゆっくりと飲んでください。

食生活の見直し

足のつりは筋肉疲労によって起こることが多いため、筋肉を回復させる栄養素を取り入れるのも効果的です。タウリン・ビタミンB1・カリウムを含んだ食品を積極的に摂取しましょう。具体的には、鶏肉・牛肉・魚・大豆製品・酢などがおすすめ。体をよく動かした日は、以上のような食材を積極的に摂ってみてください。

漢方の服用

漢方を取り入れ、体の水分バランスを整えたり筋肉のけいれんを抑制したりすることも可能です。漢方は副作用も少なく、誰でも取り入れやすい東洋医学の治療法です。合う漢方は人それぞれのため、服用を希望する場合は薬剤師や漢方の専門店・専門医に相談してみましょう。

睡眠中の足のつりは予防法でうまく抑えよう

足の筋肉は、コリや血行不良・冷えなどざまざまな理由で縮みやすくなってしまいます。そのため、日頃から動かすことはもちろん、体内のバランスを整えることでケアしてあげることが大切です。今回ご紹介した予防策を参考に、足のつりを起こさない体づくりをしていきましょう。