溜まった疲れを回復するためには、休養を取るだけではなく栄養を補給することも大切です。本記事では、体力回復に効く食べ物をご紹介します。疲れが溜まっているなと感じる方は、この記事を参考に、食生活を改善していきましょう。

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体力回復に効く食べ物

体力の回復に効果的な食べ物8つをご紹介します。

肉（豚・鶏）

豚肉には疲労回復に有効なビタミンB1が含まれており、その含有量は他の食品と比べても突出しています。鶏肉は抵抗力を高めるビタミンAが豊富です。また、鶏肉の中でもささみにはストレスを緩和させる「コルチゾール」の生成に関わるパンテトン酸が多く含まれているため、精神的な疲労を感じた際におすすめです。

レバー（豚・鶏）

体力回復に欠かせない栄養素のひとつが鉄分です。鉄分は酸素を身体中に運ぶ働きがあるヘモグロビンの素であり、不足すると身体が酸素不足の状態になりがちです。すると、疲労・めまい・息切れ・立ち眩みなど貧血の症状が現れます。貧血で疲れを感じやすい場合は、鉄分を多く含むレバーがおすすめです。特に豚・鶏のレバーは鉄分を非常に多く含んでいるため、積極的に摂るようにしましょう。

卵

卵は筋肉の疲労回復に欠かせない必須アミノ酸をバランス良く含んだ良質なたんぱく質が豊富です。アミノ酸を摂取すると筋肉の修復を早められるため、運動時の疲労回復や筋肉を付けたいトレーニングをした後は卵を積極的に摂ると良いでしょう。

カツオ

カツオは数多い魚類の中でも、疲労回復に効果的なビタミンB群が豊富です。他にも、心臓や肝臓の機能を高めるタウリンや鉄分などの栄養素も含んでいるため、疲れている時は積極的に食べましょう。

ウナギ

ウナギと言えば、土用の丑の日に夏バテを防止するために食べる食材として有名です。ウナギにはエネルギーを生成して疲労感や倦怠感を防ぐビタミンB1が多く含まれています。また、疲労やがん、心血管疾患や生活習慣病の原因となる「活性酸素」を抑える作用があるビタミンEも含んでいるため、夏以外の時期でも積極的に食べたい食材です。

牛乳・乳製品

牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品には、身体中の細胞の生成に関わるたんぱく質が多く含まれています。たんぱく質は筋肉の素というイメージが強いですが、他にも抵抗力を高める「抗体」や、精神の安定に関わる「セロトニン」の素にもなるため、たんぱく質は心と身体の両方の疲れに有効であると言えます。

 

他にも、疲労回復効果が期待できるカルシウムやビタミンも含まれているため、毎日の食事に取り入れてみましょう。

果物類

果物類に多く含まれるビタミンCは、疲労の原因である活性酸素を抑える働きがあります。特に、柑橘類やキウイフルーツ、イチゴは、疲労回復や筋肉痛の軽減に効果的と言われているクエン酸も多く含みます。

 

また、果物の酸味は唾液や胃液の分泌を促して食欲を増進させる効果があるため、夏バテなど食欲がない時や疲れて料理を作る気力が湧かない時などにおすすめです。

ナッツ類

ナッツ類は、免疫力を向上させる亜鉛や、疲労回復に効果的なビタミンB群が豊富です。ナッツ類の中でもアーモンドは栄養価が非常に高く「スーパーフード」とも呼ばれます。ナッツは持ち運びやすく手軽に食べられるため、仕事や家事、勉強の間のおやつにおすすめです。

 

ただし、ナッツは食べ過ぎると肌荒れや腸の不調、肥満に繋がる恐れがあるため、1日の摂取量は30g程度に抑えましょう。

疲労に効果的な食べ物で効率的に体力回復しよう

疲労を回復・予防するためには、栄養バランスの良い食事を摂ることが大切です。疲れを感じた時は、疲労回復に効果的な栄養素を含む食材を積極的に食べることを意識しましょう。その際、運動による疲れにはたんぱく質、精神的な疲労には鶏ささみなど、疲れの種類に応じた食べ物を選ぶとより効果的です。