身体の冷えは放置すると肩こりや腰痛、不眠、肌トラブルなど身体中の様々な不調に繋がる恐れがあります。冷え性を改善するには、食事の際に体を温めることを意識することも重要です。本記事では、冷え性対策におすすめの食べ物や飲み物をご紹介します。

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冷え性の改善が期待できる食べ物・飲み物

ここでは、冷え性対策におすすめの食べ物と飲み物8つをご紹介します。

スパイス

スパイスは少量でも効果が期待でき、他の食材と合わせやすいため、積極的に食事に取り入れましょう。スパイスの中でも、冷え対策には以下の3つがおすすめです。

 

• ショウガ
• 唐辛子
• ナツメ

ショウガ

身体を温める食材として、よく知られているのがショウガです。ショウガは生の状態では発汗作用があり、乾燥させたものは体を芯から温める効果があります。ショウガは紅茶との相性が良いため、ジンジャーティーとして飲むのがおすすめです。シナモンを加えると、より温め効果が期待できます。

唐辛子

唐辛子の辛味成分であるカプサイシンは、発汗を促して体を温める効果があります。他にも食欲増進や消化を促すといった効果も期待できるため、寒さで内臓の動きが弱り、食欲がない時は唐辛子を取り入れてみると良いでしょう。

ナツメ

ナツメは東洋医学において、温性の性質をもつ果実とされており「気」と「血」を補う薬として用いられます。精神をリラックスさせて血を全身に巡らせる作用があるとされているため、自律神経の乱れからくる冷え性に特におすすめの食材です。

根菜類

根菜類は他の野菜に比べると、身体を冷やす原因となる水分が少なく、血行を促進する働きがあるビタミンEや、血液の元となる鉄などのミネラルを多く含んでいます。根菜の中でも、人参は血行を良くするビタミンAや、たんぱく質の元となるミネラル成分をを多く含んでおり、より高い温め効果が期待できるでしょう。

肉・魚・卵・大豆

女性や高齢者は熱を生み出す筋肉量が少ないため、冷えやすいと言われています。筋肉量が原因の冷え性を改善するには、筋肉を作るために必要なたんぱく質を多く含む肉・魚・卵・大豆を摂ることを意識しましょう。

発酵食品

味噌やチーズ、納豆などの発酵食品に含まれる酵素成分は、血行や代謝の働きを良くする作用があると言われています。また、寒い季節は風邪をひきやすいですが、発酵食品は腸内環境を整えて免疫力を上げ、病気に負けない身体作りにも役立つため、積極的に食事に取り入れていきましょう。

カカオ（チョコレート・ココア）

チョコレートやココアに含まれるカカオは、血管拡張作用のあるポリフェノールとテオブロミンが含まれており、血行促進効果が期待できます。チョコレートを食べる際は、より体を温められるホットチョコレートにするのがおすすめです。

ハーブティー

コーヒーや緑茶、紅茶は頻繁に飲まれることの多い飲み物ですが、これらに含まれているカフェインは血管を収縮させて冷えを悪化させる恐れがあります。寒い時期の飲み物はカフェインが入っていないハーブティーがおすすめです。特に自律神経の乱れからくる冷えに悩んでいる人は、リラックス作用のあるリンデンフラワーやカモミールなどのハーブティーを飲むと良いでしょう。

身体を冷やす食べ物

食材の中には、身体を冷やすものもあります。以下の食材は寒い時期は控える、もしくは加熱調理をして温めてから食べるようにしましょう。

 

• 夏野菜：きゅうり・トマト・ナスなど
• 肉類：馬肉・カモ肉・動物性脂肪
• 魚介類：牡蠣・あさり・カニ・タコなど
• 海藻類：わかめ・ひじき・のりなど
• 果物：イチゴ・スイカ・柿・梨・キウイフルーツなど
• 調味料：酢・白砂糖・ごま油・オイスターソースなど

身体を温める食材で冷え対策をしよう

冷えは様々な不調や疾患に繋がる恐れがあるため、放置せずに改善策を取ることが大切です。特に日頃の食事は冷えに大きな影響を与えるため、身体を温める食材を積極的に摂るようにしましょう。