自律神経は年齢と関係ある？加齢による変化の対策方法を紹介

健康を保つために大切な自律神経ですが、これは加齢によって衰えるものなのでしょうか。今回は自律神経と加齢の関係をはじめ、体のバランスそして自律神経のバランスを保つために大切な対策をご紹介します。

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自律神経は加齢で衰える？

結論から言うと「自律神経は老化によって衰えます」。特に年齢が上がるにつれて副交感神経の働きが弱ると言われ、男性では30代半ば、女性では40代以降で急降下するとされているのです。副交感神経が鈍り、交感神経が優位になると自律神経のバランスは崩れ身体の機能が低下していきます。

そのため年齢が上がるごとに加齢を意識し、自律神経とうまく付き合っていくための対策が必要になるのです。

自律神経を整えると「見た目年齢」が若くなる

自律神経を整えると、健康的な体になり見た目も若々しく感じるようになります。これは内蔵や血流の調子がよくなり、体の隅々まで栄養素が行き渡るためです。こうした内面のバランスが外見も左右することを意識しておきましょう。

自律神経を整える生活習慣

年齢が上がってから自律神経を整えるためには、副交感神経の働きを高めることが大切です。ここでは、副交感神経のためにも意識しておきたい生活習慣についてご紹介します。

朝起きたら日光を浴びる

朝起きたら、まずは日光を浴びる習慣を身につけましょう。自律神経を整えるには、体内時計を正常に保つことも大切です。朝日を浴びるとセロトニンというホルモンが活性化され体内時計をリセットし、昼と夜の活動スイッチを正常にしようと体が働いてくれます。

3食バランスの良い食事をとる

食事は健康に直結するため、しっかりと3食バランスよく摂取しましょう。たんぱく質・脂質・炭水化物（糖質）・ビタミン・ミネラルと、人間の体に大切な栄養素を意識した食事を取り入れてください。また、暴飲暴食は内臓に負担をかけるため注意が必要です。腹八分目を意識し、アルコールが好きな人は適量の摂取を心掛けてください。

適度な運動をする

体を動かすと、交感神経が優位になりその後体を休めるために副交感神経が働きます。こうして副交感神経の働きを衰えさせないように意識することで、自律神経のバランスも整っていくのです。習慣化すれば体力もつき疲れにくい体も手に入るため、まずは散歩やストレッチなど軽い運動から始めていきましょう。

腸内環境を整える

第二の脳と言われる腸は、ストレスなどの影響を受けやすく調子が悪くなることが多い臓器です。腸の不調は副交感神経の働きを鈍らせてしまうため、腸内環境を整えることも意識しましょう。主な対策としては、寝起きに常温の水を一杯飲む・食物繊維や乳酸菌を摂る・ストレッチで腸を刺激するといった方法がおすすめです。

首を温める

首には太い血管が通っており、温めることで全身の血流を改善する効果が期待できます。コリや疲れ・冷え性が緩和されれば副交感神経を活性化させ、心身のリラックス効果も得られるのです。日中疲れたときや、就寝時なら寝る30分程前に行うと良いでしょう。

湯船に浸かる

ゆっくりと湯船に浸かるのも、副交感神経を優位に立たせるために大切な対策です。このとき、お湯の温度は39〜40度とぬるま湯にするのがポイント。体を揉んだり伸ばしたりしながら、15分程つかりましょう。お湯の温度を熱くしてしまうと、交感神経が強く働いてしまうため注意が必要です。

質の良い睡眠をとる

睡眠は、自律神経のバランスを整える上でとても重要な要素です。睡眠により副交感神経を優位にさせることで、人間は心身の疲れを解消し、細胞の修復なども行なっています。就寝前は電子機器を触ることは避け、できるだけリラックスした状態で布団に入ることを心掛けましょう。

自律神経の乱れは体からのヘルプサイン

自律神経は、加齢によって衰えていくものですが生活習慣を見直すことで、対策が可能です。また自律神経が乱れるということは、体の何処かに改善するべき場所があるというサインでもあります。何だか調子が悪いと思ったときには、年齢のせいにして諦めるのではなく自分の体をケアしてあげましょう。