最近では、動画投稿サイトで「睡眠用BGM」が多く配信されていますよね。しかし、BGMというのは本当に睡眠に対して良い効果をもたらしてくれるのでしょうか。そこで今回は、睡眠とBGMの関係をはじめ、取り入れる上での注意点などをご紹介します。

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睡眠とBGMの関係性

質の良い睡眠を取る方法として、音楽を聴くことは効果的とされています。これは自律神経に関係があり、寝る前の音楽はα波を発生し脳にリラックス効果を与え、体を休ませようとする副交感神経が優位に立ちやすくなるのです。すると、自然な眠気が促され良質な睡眠が取りやすくなります。

睡眠にBGMを取り入れて得られる効果

前項でも少し触れましたが、睡眠にBGMを取り入れると以下のような効果が期待できます。

 

• 脳波のコントロール
• リラックス効果
• 体が休息モードに切り替わる

 

音楽を聴くと、α波と呼ばれる波形が脳に現れます。これは脳がリラックス状態になっているサインで、体も自然と休息モードに切り替わっていきます。結果、寝つきが悪かったり、眠りが浅い人も良質な睡眠を取れるようになる効果が期待できるのです。

睡眠におすすめのBGM

睡眠に対して良い効果が期待できるBGMですが、どれを聴いても良いという訳ではありません。ここでは、睡眠時におすすめのBGMの系統をご紹介します。

歌詞が入っていないもの

リラックスするための音楽には、できるだけ脳を使わないようなものを選ぶと良いでしょう。そこでおすすめなのが歌詞のない音楽です。ただリズムを追うだけなら、脳に負担をかけずにリラックス効果を得られます。

自然音を含むもの

一般的に「ヒーリングミュージック」と呼ばれるものです。鳥のさえずりや小川のせせらぎ・雨の音などには特徴的な音の揺らぎがあり、人間はそれをとても心地よく感じます。人によっては、一定のリズムを刻んでいる音に安心感を覚える場合もあるようです。

高周波を含むもの

高周波を含む音楽は、リラックス効果があるとされています。特に4000ヘルツ以上の高周波を含む音楽はリラックス効果が高く、睡眠時に最適です。これにはモーツァルトや、ドヴォルザークといったクラシックが該当します。最近では睡眠に特化した高周波の音楽をまとめたCDが販売され、動画投稿サイトにも数多くの投稿がありますのでチェックしてみましょう。

睡眠に適さないBGM

BGMの中には、睡眠時に適さないものもあります。特に以下のような系統の曲は、避けるようにしましょう。

歌詞が入っているもの

歌詞が入っていると、脳は自然と言葉を追ってしまいその意味を考えてしまいます。すると脳がどんどん覚醒してしまい、眠気が薄れてしまう可能性があるので注意してください。どうしても歌詞入りの音楽でないと落ち着かない場合は、ローテンポのジャズやオルゴール・ピアノバージョンなどにアレンジされた、落ち着きのあるものを選びましょう。

激しい曲調のもの

激しい曲調は、ストレス発散には効果的ですが就寝前は脳を活性化させてしまうので避けましょう。就寝時のBGMの目的は、とにかく脳と体をリラックス状態にもっていくことです。効いていてほっと落ち着けるような、スローテンポで優しい曲を取り入れるようにしてください。

睡眠にBGMを取り入れるときの注意点

睡眠にBGMを取り入れる際は、耳のトラブルや中途覚醒を避けるため、以下の点に注意してください。

イヤホンやヘッドホンを長時間使用しない

イヤホンやヘッドホンは音楽を聞きながら長時間使用すると、耳に負担がかかりトラブルの原因にもなるので注意が必要です。眠るときにも使用する人は、その他の時間で使わないタイミングを作り、適度に耳を休ませてあげましょう。

タイマーを活用する

睡眠時のBGMはタイマーを活用しましょう。音楽を流しっぱなしにしてしまうと、途中で目が覚める原因になります。BGMは脳をリラックスモードにして入眠を促すものと考えて、適度な時間で音楽が止まるように調整してください。

BGMのリラックス効果で快適な睡眠を

BGMは睡眠前の脳をリラックスさせるのに、とても効果的です。自然な睡眠が促されれば、深く質の高い睡眠にも繋がっていきます。寝つきが悪い、深い睡眠が取れないという人は、改善策のひとつとしてぜひ取り入れてみてください。