良質な睡眠を求めるうえで、寝室のライトは消すべきかつけるべきか悩む人も多いのではないでしょうか。この答えを出すには、光と睡眠の関係を理解することが大切です。そこで今回は、睡眠時に光が体や脳に与える影響をはじめ、ライトを利用する際の注意点などをご紹介します。

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睡眠時にライトは消すべき？つけるべき？

一般的に睡眠時はライトを消すべきと言われていますが、これは結論「人それぞれ」と言えるでしょう。部屋を完全に照らすような明るさは、睡眠の妨げになる可能性がありますが、それ以外の間接照明であればつけたほうが安心感があり心地よいという人も多いです。逆に真っ暗でないと寝付けない人もいるでしょう。睡眠時の照明は、自分に合ったものを選ぶのが一番です。

光が睡眠に与える影響

では、光の有り無しは睡眠にどのような影響を与えるのでしょうか。ここでは真っ暗な場合と、少しだけ光がある場合についてご紹介します。

真っ暗な場合

光の明るさは、交感神経を刺激して体や脳を活性化させて眠気を誘発しにくくなるのです。照明をつけない環境であれば、体が自然と休息モードに入り、副交感神経が優位になりリラックス状態になります。光の刺激に敏感な人は、真っ暗なほうが質の良い睡眠を得られるといえるでしょう。

少し明るい場合

真っ暗にすると不安だという人も、少なくありません。不安を覚えると、体が緊張して交感神経が優位になり、結果として寝つきが悪く良質な睡眠を得られない可能性があります。少しでも明るさがあれば安心する人は、間接照明を取り入れればリラックスして入眠することができるでしょう。

快眠のための明るさと注意点

睡眠時に光を取り入れたい場合は、どのような点に注意するべきでしょうか。ここでは、明るさに関するポイントをご紹介します。

光の色は暖色系にする

睡眠時に光を取り入れるなら、オレンジっぽい色の電球色がおすすめです。暖色系の色はまぶしすぎず、リラックス効果を与えてくれるとされています。焚き火の映像を見ていると落ち着くといった例があるように、赤やオレンジといった暖色系は、睡眠を妨害することない適切な色の灯りであるといえるでしょう。

光源が目に入らないようにする

光源とは光を発するものの本体を指します。部屋を少しだけ明るくするとしても、光源が直接目に入ることは避けましょう。眼を閉じていてうっすら感じる程度の光だとしても、脳は明るさを敏感にキャッチします。そのため、足元からほんのり照らすといったように光源が見えない形で光を取り入れるのが理想。難しい場合は、アイマスクの着用も検討してみてください。

間接照明で調整する

前項でもご紹介したように、光源を避けるために間接照明を使うのもおすすめです。今はさまざまな種類や機能を兼ね備えた間接照明が、多数発売されています。光の強さも自分好みに調整できるため、ぴったりな明るさが見つけやすいのも魅力。真っ暗が好きな人でも、夜中トイレに起きた時に足元を照らす、人感センサー付きの間接照明があると便利です。

スッキリ目覚めるには朝の光を取り入れる

睡眠時に光の有り無しに関わらず、朝スッキリと目覚めたい場合は起床後すぐに日の光を浴びましょう。朝の光は、体内時計をリセットし体をリフレッシュした状態へと導いてくれます。また、朝の光をしっかり浴びておくと、夜に自然な睡眠を誘発するサイクルもできやすくなります。

光と睡眠の関係を知って適切な明るさを選ぼう

快適な睡眠を得るためには、就寝時の光も重要になります。適切な明るさは人それぞれのため、自分好みの照明を見つけましょう。ただし、光を取り入れる場合には睡眠に適した条件があります。今回ご紹介した注意事項も参考に、調整をしてみてください。